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2011/12/24

他学年間合同講義の効果  Joint effect between the grades of other courses

急に思い出したので、2年前に発表した資料を記録してみる。




近年、作業療法教育現場においてPBLなど学生の主体性を促す講義形式が推薦されている。また臨床実習においては知識不足よりも、交流技能や自ら学ぶ態度を強く指導されることも多いという報告もある。今回、実習前の学生が他学年へ講義することで、自発的な学習態度の促進がもたらす効果を認識させ、集団学習とプレゼンによる対人交流の向上を図った。



導入が最も大事だったので、1コマを使用。


講義のデザインは学生がすべて組み立てる。


事例を入れて作業に焦点を当てた目標にすることは、絶対の条件。


無記名アンケートは各グループに毎週フィードバック。


自己評価は厳しめの採点だったが、徐々に向上。


講義を受けている1年生の評価は、ずっと高かった。


3年生の自己評価は、1年生からの評価によって高まったと思われた。


3年生感想の一部。



この人たちスゴいなぁと思いました。



今回の結果から基礎知識の少ない他学年に対する講義と資料作成を通して、交流技能、学習の自律性、創造的学習法の促進を図る可能性があることを確認できた。課題1.講義者と評価者を振り分けができなかった。課題2.講義者へのフィードバックは整理されたアンケート結果に留まった。課題3.担当教員1人ではすべての講義内容を十分に把握できなかった。


ここから感想。
教員1年目で神経・筋疾患の作業療法講義の担当せよ言われ、毎日図書室にこもって最新治療や事例報告を読んでまとめていた。でも、1年が経って学生が長期臨床実習から帰ってきた時、愕然とした。伝えたことは相手に入っていないし、自分で調べる力も不足していた。が、それは学生に問題があるというよりも、自分に責任があると強く思った。

その時、齋藤孝の「教え力」、伊藤守の「図解コーチングマネジメント」などを読んだ上で、練り出した講義スタイルだった。「理学療法研究」(だったかな?)がとても参考になった。この講義の成果もちゃんと統計処理をするべきだなと思いつつ、できなかった。ちなみに、教員2年目から始めて3年目で完成した。今でも他の教員が引き継いでくれているらしい。

あの頃の学生たちは今、どんな仕事してるのかなー


↓この時期、デスクに貼っていたメモ
成人教育の原則


1) 教育的態度を一切放棄せよ。
2) 参加者を中心にせよ。
3) 事実を伝えよ。(推論や印象と区別せよ)
4) 共通の(相互交流的)雰囲気をつくれ。
5) 参加者に質問させよ。
6) 講師も共に学べ。
7) 弁じても、論争するな。
8) 事実を簡単明瞭に語れ。
9) 疑問を啓発せよ。
10) 学ぶことを教えよ。
11) 生活を援助せよ。
12) 最良の時間を選べ。

認知症高齢者と作業療法  Occupational therapy and elderly people with dementia

立ち去ろうとしたボクを捕まえて、
「あんたが忙しいかなんて、私に関係あるか!」
と高齢者に言われて、そうだよなぁと思った。




10月に神戸で、日本作業療法士協会が主催する研修の助手を勤めた。

まず始めに伝えることは、
「選択したことよりも、選択した目的が大切」

運動療法もレクリエーションも手工芸も、
あくまでも手段で、目的は今後の人生に。


ある高齢者のひとりごと。


若い頃は戦火を潜り抜けながら働き、子育て、
年老いてからは病院や通所で家族や支援者が、
大事に関わってきたということを意識してください。

でも、入居者100人に作業療法士が1人が現実。
入居者、家族、職員からは同じように、
集団活動と関節可動域訓練が求められます。
仕事の価値は自分の中にあるのではなく、
求められる環境の中にこそあるのは確かです。


では、求められるままに機能訓練だけを選択すれば、
それでいいのか。
病院、外来で効果が期待できる場合に限って言えば、
それでイイ場合もあると思います。

生活する場面で支援する場合、
それでは不十分です。
作業に焦点を当て、作業遂行を支援し、
作業ができるようにするのが、作業療法士だからです。





じゃあ、どうすればいいんだよ!と思いますよ。
その前に、どうしたいのか。
それから、どうするのか考えた方がいいです。


天井と青空


何を選択したかよりも、なぜ選択したのか。
それが最も大切です。
目的が変われば、手段が少し変わります。

本人の意思表示ができない場合、
家族もクライエントとして捉えて考えてください。
気分転換のドライブではなく、
その人の家族にとって意味と価値のあることで、
今後も家族が自分たちで支援ができるようにすること、
それがこのケースの目的と目標でした。
表情がわかるアングルの写真を家族と共有するための、
漁港への外出だったということです。





この場合、家族の要望を引き出し、
優先順位をつけて整理し、チームと共有するのに、
時間と知恵をだいぶ使いました。
もっと楽に、さらに早く、より確実に、
作業療法をするためのツールを紹介します。
それは、作業選択意思決定支援ソフト、ADOC


10年おでん


やりたいことが目に見えるように、
支援の成果を満足度で、満足度を数値で、
数値を目に見えるようにしてください。
クライエントと家族と組織と自分のために、
がんばっていることを、
目に見えるようにしてください。

時間とエネルギーを費やした分だけの成果があると、
関係者全員にわかりやすく伝えてください。
それが全員への配慮であり、感謝の形です。

そして、目に見えるようになれば、
私たちは今よりもずっと次の仕事がしやすくなります。




自分のために、自分も含めた組織に作業療法をしてください。
ADOCはその手助けをすることでしょう。


回復期リハ病棟での共同研究者(RCT)を募集します


組織や国が悪いと嘆いたり批判するだけなら、誰でもできます。
そして、何も変わりません。
変えたいなら、自分たちで変えましょう。
私たちで、変えましょう。

2011.11月tweetまとめ  Summary of November Tweets

パーキンソンの法則。「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」(第一法則)、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」(第二法則)
11月1日

県OT学会運営会議in北中城、おわり。みんなエライなぁ。
11月1日

iPhoneが誕生する前から、スマートフォンはあった。タッチパネル操作のケータイもあった。iPhoneはスマホではなく、iPhoneだ。
11月2日

大浜第二病院からADOCを受け取り、事例報告を作成ちう。
11月2日

沖縄県作業療法士会の法人移行準備委員会 
11月2日

マッサージ代理で出勤。夢が叶う日まで夢見心地でいるよ。ブルーハーツ、ありがとう。 
11月3日

介護支援専門員と看護師のいいストーリーだなぁ
11月3日

いきがいのまちデイサービス、なう。
11月3日

跳。
11月3日

会議でお腹いっぱい。 @ 沖縄県総合福祉センター
11月4日

沖縄県福祉施設職員研究大会で発表、おわり。議長の施設長、社協役員の方々が、ADOCを知ることができて良かった、今回この分科会を担当できてツイてたーと。2つのADOC事例報告の方も質疑応答が盛況だったらしい。よかった。安心。演者と応援のみなさん、お疲れさまでした。
11月5日

帰ってすぐ、遊びに連れていけと娘が訴える。疲れていると答えると、がんばれと息子が励ます。公園行き、確定。
11月5日

悲観主義は感情によるもの、楽観主義は意志によるもの(アラン)。楽観主義と呼ばれる人を見てると、確かにそうだなぁ。
11月6日

しこたま叩かれた。さすがに5分くらい凹んだぞ。1番大切なこと以外を、どれくらい見逃せるかってのがポイントだなぁ。ふぅ、復活。
11月7日

ADOC | 作業療法士とリハビリ患者のためのiPadアプリ
11月7日

すまん、ベルトコンベヤー的な仕事はできん。でも、言いたいこともわかる。全員がwinになれる仕組みを考えるから待ってくれ。
11月8日

ADOCプチセミナーinコザクリニック、なう
11月8日

連投。沖縄作業科学研究会inごきげんリハビリクリック
11月8日

今日、34歳。人生80年を1日にすれば、まだ午前11時。これからじゃないか!
11月8日

今日は週休たがら夜更かしたのに、急きょ、出勤。セラピストに限って言えば、介護保険の施設基準と医療のそれには信じられない差がある。セラピストは必要ない宣言かとさえ思う。しかし、それは必要性のエビデンスを提示できないセラピストにも責任はある。と、思うようにしてる。
11月10日

今月は入居者家族との面談が100件の予定。臨床、記録をしながらの、100件。でも、目標さえ決まれば日々の支援に意味付けできる。
11月12日

環境が作業機会を提供しないという消極的な作業剥奪。それの習慣化。本人、環境が互いに新たな作業機会に対する意欲低下。悪循環RT @chibikkoOT: やらないことで発生するリスクRT@ryukyuot: やることで発生するリスクは目立ち、やらないことで発生するリスクは潜在する
11月12日

よーい、スタート!沖縄県OT学会 @ 浦添市民体育館
11月13日

ADOCショータイム 
11月13日

沖縄県OT会臨時総会、なう。
11月13日

県OT学会でADOC、OSA2、COPMで評価した事例報告が2演題ずつ。種が芽生えてきたなぁ。
11月13日

ひとり焼肉打ち上げ
11月13日

納得できる役割を獲得するためのレシピを作る専門家。っていうのが、しっくりくる。鍛える人、教える人っていうよりは、できるように支援する人、かな。
11月14日

特養ホームの人員配置基準は、機能訓練指導員(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、准看護師、柔道整復師、按摩マッサージ指圧師)を1人以上配置すること。100人に対して1人の配置が意味することは?POSTにこだわらない意味は?
11月14日

マンツーマンのROM訓練や活動が1人では難しいと言っているうちは、スタッフが10人になっても同じ仕事しか選択しないだろう。デイサービスも同じ。
11月14日

人が足りないから個性的な支援ができない。それは違うなと思う。できない理由は システムではなく、自分の中にある。たぶん、そうだ。まず自分を疑え、おれ。
11月14日

そこだと思います。利用者、家族、職員が期待している役割と一致しないのも事実ですが、自分が変われば環境も変わるかな、と。RT @kohar_ot: POSTにこだわらない、他職種の共通する何かがあるのかなと思います。リハビリテーションと言う視点で各、職種の 特化した方法で行う事
11月14日

意思表示が難しい高齢者の家族に、本人の趣味や生きがいを確認すると、仕事や家事のイメージしかないと答える方が多い。一緒に暮らしていた時期を考えると、そうだよなぁ。
11月15日

特養の訓練計画書作成、入居者の家族面談、通所介護マッサージ師代理、おわり。このまま特養ホームのカンファレンスへ。全部がひとつの目的のため。焦るな。
11月15日

私だけの責任か。しばらく立てないや。いや、違うな。それを言わさせたのは、私。感情に誘惑されず、立て直し方を考えろ、私。
11月15日

いい話もあったじゃないか。やろうとしていることはわかるから、もっと私たちを巻き込んでもいいんだよ、と。ちょっと泣きそうになったね。
11月15日

今日は急きょ子守りで年休。いきなりカミさんの就職面接、そのまま内定、業務説明会へ。来月から生活が変わるなぁ。主夫になるか。炊事ができないし、やりたくもないんだよな。ん~仕事しよ。
11月16日

特養ホーム作業療法の勉強会。みんなが集まる前に来年の学会抄録作り。 @ モスバーガー浦添バークレーズコート店
11月16日

担当が30人だったらなぁ。
11月18日

施設内の身体拘束廃止委員会、おわり。先月の研修会内容を振り返りつつ、次回の研修会の内容を検討。
11月18日

だって、どちからと言えばボクは作業療法の方が得意なんだもの。
11月18日

雨、のち。 
11月19日

ひどく意欲が高まらない時期だが、それ自体に焦り責めるのは良くないとわかってるから、とりあえず丸一食品のチキン&いなり
11月20日

リスクがないことを最優先に選んでやるくらいならね、何もやらない方がいいんですよ
11月20日

味と香りがわかるオバーたちの珈琲豆選び @ さくらや
11月20日

えー!RT @14mura: 協会理事の土井先生の話では、生活行為向上マネジメントをめちゃ押してました。地域とにつながりにはOTの働きはとても重要です。せんだんの丘では、地域の高齢者が集う場をつくり、それを支援していく介入をされてます。100床の老健にOT25人。
11月20日

仕事のスケジュールを見直した。できないんじゃなくて、やっていない、と結論。ムダが多過ぎた。ただ、優先順位は明確にしないと、いずれ行き詰まるかな。重要度、緊急度を考慮して、計画的に動かないと。しかも、それをチームとシェアする方がいいね。自分にADOCを聴取するか。
11月21日

飛び込み仕事にキリがない。ま、キリを求めているわけではないか。
11月22日

今日の勤務が終わったら笑っていますようにを込めておはようございます朝日 
11月23日

かりゆし58のオワリはじまりを聴いて、やる気が湧いてきた。オジー、オバーたちはどんな人生の終わりを想像しながら仕事、家事、育児して生きてきたんかなぁ。
11月23日

パワーリハビリデイサービスとロゴの入った軽自動車が走ってた。パワー出るなら行きたいなぁ。
11月23日

近所にボクと顔、声が瓜二つの従兄弟がいるんだけど、20年くらい精神科病院に入院してる。親戚にも病院名を教えてくれないから、ずっと会っていない。
11月23日

あらー。目の前を歩いてるのはモンパチのボーカルさんですよ。奇跡。
11月23日

酒をやめるか、人間をやめるか、っていう話ですよ、もはや。
11月24日

宿題を始めて5分後の世界
11月26日

七五三 @ 波之上宮
11月27日

マッサージ師が休みで、ROM15名、マッサージ15名、カンファレンス15名。&家族面談が5件。はははー。
11月28日

CasetagramのiPhoneカバーが届いた!
11月29日

去年は半年かけて評価表を統廃合した。100人に3種類の評価表があったので、今年はずいぶん時間が作れた。ハズだが、そうでもない。空いた時間にするべきことを先に決めないと、時間は活きないなぁ。
11月30日

難病クライエントの支援に特化した通所、訪問、外来を網羅する施設さんにADOCを貸出、なう。2週間、使い倒して頂きます。
11月30日

2011.10月tweetまとめ  Summary of October Tweets

挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない(岡本太郎)
10月8日

目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ(伊坂幸太郎.砂漠)
10月8日

機能回復だけを期待されている関係の中で、機能と活動の予後を説明する。この始めの過程がないと目標について話し合えない、が持論。流されてしまうRT @miyakosoba: まずリハビリテーションゴールを立てることに誰も反対しないと思うけど、なぜ実践されてないのかいつも不思議に思う。
10月8日

今日も特別な一日でしたRT @miyakosoba: ブログ書きました: ADOC nobiさんとdanboさんに紹介していただきました
10月8日

必読。意味のある作業は何か?を知るのではなくて、意味のある作業の「意味」とは何なのか?RT @samuraiot: 久しぶりにブログ更新 侍OT: もう目の前にあらゆる物が揃っている
10月9日

結婚式で流す動画を作れと指示がきた。あら、もう一週間もない。何のためにMacBookProを買ったんだよ、とカミさんに言われた。
10月9日

7対1看護になる前の急性期病棟で働いていた頃のカミさんは、三交代で各勤務4時間ずつ残業があった。家にいるのは仮眠の時だけで、いつもボクは子供と2人きりだったなぁ。確かに、忙しいとは言っても今は定時に帰れる。ま、そんな問題じゃないんだけど。
10月10日

やるしかないわけですよ。でもね、変えるためにやるんですよ。やるべきことをやりながら、変えるためにやることもやるんですよ。OTの効果を調べる、とかね。
10月10日

結婚式打ち合わせ→学会打ち合わせ→結婚式打ち合わせ。の流れで今がハーフタイム。ぜんぶ、はんぱ。おんぶに、だっこ、33歳。でも、かわいらしい。
10月11日

つかれた。120分間に12人の担当だと、今日みたいな残念な仕事になる。大丈夫、変わるよ。変わっていくよ。
10月12日

結婚披露宴で流すDVDがやっと完成。自分は天才じゃないかとマジで思った。50%はAppleの力だけど。
10月12日

革命後のエジプトの子供が「ボクたちは正義を取り戻したいんだ」とTVで訴えていた。
10月12日

チカイのカタチ
10月13日

沖縄県作業療法学会のHPから抄録集とプログラムをダウンロードできるようにしました
10月14日

車の鍵を直すのはムリかもしれませんとJAFから連絡。窓ガラスを叩き割ってくれと依頼、なう。
10月14日

誓いの言葉は、できた。謝辞がまとまらない。シンプルに、シンプルに。
10月14日

タキシードのラインが崩れるから、とポケットのiPhone4は取り上げられた。Twitterで結婚式の生中継はムリかぁ。
10月15日

式は無事に。さて、披露宴へ。頼んでも、誰も酒を持ってこないな。
10月15日

かみさんの実家で食事会なう。Ns4人、OT1人。後でST、栄養士も参加・・・デイサービスみたい。
10月16日

共感は、しなければいけないことではなく、するもの。
10月16日

自、立。
10月17日

いやいや、事前にじっくり相談、報告しましたよ。忘れたですって?これは新人への洗礼だな。喜んで受けましょう。
10月17日

沖縄県OT学会運営会議、なう
10月17日

特養ホームの初回カンファレンス、おわり。情報提供書を書いた老健OTに、「目標:機能維持、ADL維持」以外に書くことは何も無いんですかって聴いてみたいな。
10月18日

OT協会理事の宇田さんにADOCを紹介したら、県外の訪問リハ研究会でも聞いたーと言ってた。ありがたや。
10月19日

その必要性を強調すると、引かれてしまう。理論、感動、数値でワンセットかなぁ~RT @chibikkoOT: 作業について、実際のケースを通してその重要性を伝えることもできるけど、作業に焦点を当ててもらうためには、その必要性も伝えないとね。作業についてへえ~って思ってもらえるような
10月20日

さて、ショートステイ利用者の送迎へ。背負って階段を降りるのは久しぶりで、緊張する。
10月20日

行き先と全く関係ない電車に駆け込みたくなる衝動を、抑えるのがメンドクサイ。これじゃ生活できんな。沖縄がイイ。 @ JR 三ノ宮駅 (Sannomiya Sta.)
10月21日

昨夜、佐賀の先輩と呑みながら、OTの未来について話した。作業療法のことが好きで頑張っているOTのためになるなら、何でもやろう。
10月22日

認知症高齢者作業療法 @ 神戸学院大学
10月22日

やっぱり、ADOCへの反応が高かった。生活期だからこそ、目標設定が 難しいんだよなぁ。自分は変化を起こせる!って思ってくれたでしょうか。さて、空港に行こ。
10月22日

ただいま、沖縄。そのまま卒業生と呑み。
10月22日

モダンタイムスを読んでたら、魔王を読み直したくなってきた。世の中は、そうなるしかないようにできている。
10月23日

休みがないと思ってたら、入居者家族に休み過ぎと昨日言われた。何かと思ったら、ホットパックのことか。そっか。難しいなぁ。
10月24日

朝の申し送り前にゆず。栄光の架橋を2回、聴く。
10月24日

100人が作ったら、100人がおいしく作れるレシピ(栗原はるみ)
10月24日

宜野湾記念病院OTさんに2週間のADOC使用感想を確認なう
10月26日

ある通所、訪問施設でADOCセミナーの依頼があり、担当者の方と打ち合わせ。開催の目的と目標をインタビューし、構成を一緒に決定しました。
10月28日

私の作業です、という名の鳴門金時芋の味噌汁
10月28日

われわれが欲するものはすべて、ちょうど山と同じで、われわれを待っており、逃げていきはしない。だが、よじ登らなければならない」(アランの『幸福論』より)
10月30日

週末の研究大会に向けて職場内で発表プレ、おわり。ADOCで3演題も連チャンだと、さすがにぐったり。でも当日は別会場で同時進行だからイイかな。ADOCというよりも、OBPとチーム連携に注目してもらえるとイイなぁ。
10月31日

いま世界で1番美しいのは、岸本セシルだよ。沖縄で会いたかった。
10月31日

2011/12/08

2011.9月tweetまとめ  Summary of September Tweets

園芸、特養ホーム、入居者、家族、ADOC、買い出しhttp://instagr.am/p/L0yZl/
これでイイとか毎日思い悩み、イイかどうかはやってみないとわからんと毎日思い込む。

宇宙望遠鏡から人を観る、顕微鏡で人を観る。それぞれ人を語り、それぞれ事実。人類やヒトのことはわかるかもしれないが、ボクのすべては理解できない。哲学と科学は手段だと思う。


苦手なオジさん、飲み屋のネェさん、慣れ親しんだカミさん。それぞれ同じ銘柄の酒。酒の成分を分析しても、酒を飲む行為を解釈しても、わからないことがある。その時は直接聞いたらイイですよ。もし必要ならね。興味本位ならそっとして。


ADOC合宿 in 横須賀、おわり。感、動。 http://instagr.am/p/MG6yZ/


シェアRT @miyakosoba: 久々ブログ書きました! tomori kounosuke つぶやく: 小児版ADOCプロジェクト スタートです!  http://adocforot.blogspot.com/2011/09/adoc.html

納品で訪れた福祉用具業者にシーティングの相談。入居者を一緒に評価して適応と思われるクッションを明日から試用レンタルさせて頂くことに。仕事って会社じゃなくて個人で依頼するんだよと再確認。自分も同じように評価されていると意識しよ。


先月から実習に来てた社福の学生さんにボクがADOCを使って面接する場面を見学してもらい、利用者も含めて結果の解釈と支援計画の立て方を説明、なう。


佐賀の友人がAppleの店舗でADOCを売ってくださいと言った話。


今夜は担任してた卒業生の勉強会。行けないや、すまない。君らなら大丈夫、何も心配ない。


地域の祭り。職場の救護班と娘のPTA会のテントが隣り合わせという奇跡。すいません、ボク今夜はプライベートで。 http://instagr.am/p/Mqkfq/


名言か失言か。価値を決めるのは送り手ではなく、受け手だろうと思う。価値の判断基準に社会を含まないという意味で、自称天才と自称愚者も同じに見える。


石窯バジルロール @ マルコボーロ http://instagr.am/p/Mv04W/


結婚から7年間待たせ、入店から7分間で決めた。http://instagr.am/p/MxT5S/

さて、沖縄作業科学研究会でCOPMの使い方、というテーマで今から話します。今夜にでもプレゼン資料は公開予定。


Skype会議、おわり。シリコンバレーは朝の7時ですって。なんか不思議な感じ。


朝からずっと支援計画書を作成してるけど、ぜんぜん終わらない~溜め込むとダメねぇ。


結婚式のラストはみんなで舞台に上がって踊るのが、沖縄流。http://instagr.am/p/NT9Gv/


実家でオヤジが自ら企画する敬老会 http://instagr.am/p/Na46s/


職場を離れようとしたら、最近徘徊が増えてきた通所利用者が追いかけてきた。オレも手伝おうと云う。あなたがいるからボクは外の仕事に専念できるんです、通所を頼みます、と答えたら、任せとけー!と戻った。彼のために彼が誇りを持てる何かすることを考えよう。ボクはそれを作業と呼んでいる。


仕事に感動を求めない人はいないっていうのがボクの根拠のない確信。

特養ホームのカンファレンス、おわり。5名の入居者すべてに、どうしたらズットヤリタカッタことを実現できるんだろうと協議。すばらしかった。実現できた時が、もっとすばらしいと思えるハズ。熱く、冷静に。かつ、熱く。


Hibiscus Tea & Cheesecake @ English Gardenhttp://instagr.am/p/NsWQa/


特養ホーム入居者にADOC再評価、なう。園芸は1点から3点へ。ラン栽培はできるようになったけど、自分がやりたい時いつでもやっているわけじゃない、と。やっぱり。一度は止められたんだけど、部屋の近くに鉢と霧吹きをセットしよ。今すぐ。


水をあげる方の自室にちゃぶ台を運び、その上に鉢を置く。持ち帰る方のリスク対策、水をあげる方の安楽とリスク対策。持ち帰る方の部屋にもランの鉢を置く。これ以上のリスクは起こった時点で対策する。介護士のみなさんが考えてくれました。感謝。まず、スタート。


何のために?の答えはカルテと私たちの中からは探せないかなと、ボクは思ってます。言うは易しですが。

駐車場で車をぶつけたので修理代を払いたいと見知らぬ方が話しかけてきた。別にイイですよ、ボクもこの前ぶつけたから、と言ったら隣でカミさんが聞いてないよと応えた。びっくりした。


エピソードがあれば、ささやかなことでも、どこで、だれと、何をって動機は互いに意欲上がるかなぁ、と思ってます。OSセミナーin広島を楽しんでくださいね。いいなぁ


1人で歩むと、みんなと歩みたくなる。みんなで歩いていると、1人で歩きたくなる。1人で、みんなで、歩かなければいけない、と思い込んでしまう。

絶対に励まさないでくれ。気分転換を強要しないでくれ。放っておいてくれれば一人で治るから干渉しないでくれ。(中島らも.心が雨漏りする日には-くたばれ、うつ病!-)


早朝アイス散歩 http://instagr.am/p/OTove/


誰もがはできないことを、誰にでもできるようにしないと。


前例のないことを始めながら、誰もができると思える伝え方を考えないと。

ROM訓練とシーティングしかできなかった。先週亡くなった方の家族にさっき会って何も言えなかった。ROM訓練とシーティングしかできなかった。していなかった、だ。


古いシステムを尊重したい方はどうぞ。ただし、他人と組織に強要しないでください。


祖父が東京に呼ばれて松下幸之助から直接渡されたという色紙http://instagr.am/p/OcIzA/


A型授産施設の施設長を勤めるOTの先輩と話し込む、なう。福祉のメリット、弱点を踏まえた上で掲げる今後の展開。OTって職業名を意識したことはないとのこと。でも意識しないといかなと、たまに思うとのこと。


守る支援よりも、育てる支援をどうやれば継続できるか。広げることができるか。

泥臭いと汗臭いを混同しちゃあ、いけないなぁー。完全回復の奇跡を信じて治療しますってのと、完全回復は難しいけどやりたいことはできますと説明して罵倒されるのと、同じ覚悟じゃないと思うんだけどなぁ。


恋愛をしたことがない人に、恋愛の魅力を伝えるのは難しい。作業に基づいたクライエント協働の作業療法をしたことがない人に、その魅力を伝えるのは難しい。届く人にしか届けられない。と覚悟する。


今日は空回りデーだ。ちょっとした記念日にしてもイイ。

2011/12/04

ふたりの桃源郷  Arcadia for the couple

実習から帰ってきた学生にフィードバックをする時、
期間の前半は繰り返し同じ事を聴いた。
その質問に答えることができたなら、
後半は学生が持っている情報を一緒に整理するだけ。

「その方に、作業療法は、必要か」
「作業療法である必要は、あるか」
「教科書ではなく、自分の言葉で」


不足はあっても、間違いはない。


愛媛のtamura先生から資料を頂いた。
NHK山口ドキュメント’07「ふたりの桃源郷」


戦後間もなく、夫婦ふたりで切り開いた故郷の山。
ふたりは子供たちを産み育てるが、
子供たちの将来を考えて大阪で生活を始めた。
子供たちが独立し、還暦を迎えたふたりは再び、
電気も水道もない山での生活を始める。
山で暮らす理由は「自分らしく生きたい」
同居するように泣いて説得する娘たちも、
両親の選択を受け入れるようになった。


番組は平成3年の70代後半から、
平成18年の90代前半までの17年間を綴る。
老いていくふたりは、
思うように動かなくなった身体と向き合う。
同じように、子供たちも老いてゆく両親と向き合う。
子供達の説得によって老人ホームに入所した、ふたり。
癌を患い体力が削られても夫は、山への執念を抱き続ける。
認知症によって記憶を削られても妻は、夫の意思を尊重する。


やがて亡くなった夫を探し続ける妻のため、
子供たちは定期的に山に連れていく。
山には妻が呼ぶ夫の名前が、繰り返しこだまする。
今もまだ妻にとって、ふたりの桃源郷は山にある。


同じ斜光、違う輝き


ざっ、と書くと以上の内容だが、
感動の押しつけがましさが、きれいさっぱり無い。
淡々としているが、ふたりの意思が画面から押し迫る。

亡くなる前の健康を日常生活能力の自立度で測れば、不健康。
社会的な交流で測れば、不健康。運動機能で測っても、不健康。
おそらく、栄養的、衛生的、病理的には不健康。

それなら夫婦部屋で暮らさせ、栄養や生活を管理する。
交流が少なければ、高齢者を集めてゲームをやらせる。
趣味を与えるためにプランターでプチトマトを育てさせる。
何もしない時間があるなら、クレヨン画を書かせる。
それで少しでも何か起これば効果だと判断し、
何も起こらなければ維持できたと判断する。

管理の目的はQOL向上と言い、何かをやらせて作業療法と言う。
もし従うことを拒むなら、ふたりを難しいケースと呼ぼう。




もちろん、誰でも知っているように、間違っている。

では、ふたりに作業療法が必要か。
キーワードは、選択、意思、共有かな。
もし、ADOCで大切な作業を聴いたなら、なんて言うのかな。
ふたりに作業療法が必要かどうかより、理由が大切と思う。

2011/12/01

強い女 Strong woman

朝目覚めたら、新都心の道端で。
財布がなくて、今年は2回目で。


酒をやめるためには、飲んで得られる報酬よりも、もっと大きな何かを、「飲まない」ことによって与えられなければならない。それはたぶん、生存への希望、他者への愛、幸福などだろうと思う。(中島らも)


カミさんが姉妹で話していた。

「早番も2時間前に出勤して、
日勤、夜勤も4時間以上残業で、
毎日が苦しかったね〜」

なるほど、それで君ら看護師3姉妹は強いのか。
言っておくけどね、
おれは強い女しか好きになれないけど、
強すぎる女は好きじゃないんだよね。





「あんたみたいな男と、
弱い女が一緒に生活できると思うのか。
子供たちを守れると思うか」

ボクは思わず膝をついて大声で、
いつもありがとうございますぅ!!


・・・サンジか、
ゼフと分かれる時のサンジか。


人がひとつの町を好きになるのは、そこの行政のあり方や、風光を好きになるのわけではない。そこに住み暮らしている人たちの物の考え方や習慣、何を食べ、何を着、何を楽しんで暮らしているのか。そうした人間たちの温気の種類によってその街を好きになったり嫌いになったりするのだ。(中島らも)

COPM to good use(OT面接)

一昨年に福岡で開催された作業科学セミナーで発表した時、
はじめて広島の吉川さんに会って、
「ボクがたぶん日本で一番、作業療法の視点を愛読している」
という前置きの後に自己紹介をした。傲慢で、恥ずかしい。




今年の9月だったかな。
COPM(カナダ作業遂行測定)の使い方について、
沖縄作業科学研究会でプレゼンした。

COPMを使い始めてから、ほんとうにすべてが変わった。
魅力がわかったと同時に、面接技術が必要だとも思った。
でも、面接技術は習うのではなく慣れるしかない、とも思う。
だからまず使ってもらおうと、5年ほど事例報告を続けた。


それでもCOPMを日常的に使用しているOTに、
出会う機会はほとんどなかった。
使ってみたけど上手くいかないという話をよく聴き、
どのように使っているのか確認するようになった。

OTの面接技術に課題があると思われるケースが多く、
どのように解決すればいいのかを考えた結果、
このようなプレゼン動画になった。






もちろん、


COPMとADOCの魅力と可能性を伝えるという作業は、
ひとつの形態で、
目の前にいるクライエントの作業に関する話を、
作業療法士が引き出して欲しいという、願いに変わりはない。




心を尽くして丁寧な仕事をしている作業療法士が、
仕事を楽しいと思えるようになれば、何よりもそれがイイこと。
それだけが願い。

作業療法を広報する Publicize the OT

今日からカミさんが復職。
やることリストをもらったけど、タスクが多過ぎるよ。



長い間書いていなかった日記に取り組みながら、
掃除、洗濯、子供と遊ぶ1日にしようと思う。



作業療法の広報を考える時、対象と目的によって戦略が異なる。
まず対象が、進路に迷う高校生と保護者、共に働く他職種、
作業療法の依頼をする医師とケアマネ、施設などの採用担当者。
そして、作業療法を利用するクライエントと家族。

これらを混合しないように、注意をしているけど曖昧になる時もある。
2年前、高校生向けに作った作業療法の広報動画。

作業療法のこと

その企画の広報担当者には不評だった。
が、PTは首から下、OTは腰から上を治す人と説明せよと言われたので、
気にしないことにした。
同じ時期、共に働く他職種向けに作成した作業療法の動画。

釣りという作業

高校生向けとして活用したこともあったが、
作業療法というよりは医療福祉の広報に近いのかなと思った。
作業療法らしいけれど、作業療法らしさがわかりにくい。
今年、新たに依頼があって作成した高校生向け作業療法の広報動画。

作業の療法

作業で療法

しかし、どうもイマイチ伝えることができたと思えない。
伝えた相手が、何を得ることができ、どんな行動を起こすと、
自分が期待しているのか考え直すことにした。




動画を見直すと、これって作業療法士に限らずできることで、
やっている人もたくさんいると、すぐに気がつく。
やっていることよりも、理由と過程が大切なんだけど、
その根拠を伝えることが難しい。

核が、不安定。だから、多くの作業療法士は不安を訴えるか、
反動で過剰に自分の仕事を解釈して伝えてしまう、ように思う。
適切に表現できないことが、もどかしい。




その難しさとは別に、作業療法を伝えることは1つのバリアがある。
同業種、つまり作業療法士がバリアになることがある。
上肢の機能障害を治療をするスペシャリストと思っているOTも、
精神の分析をして活動を通して症状を軽減する専門家だと自負するOTも、
やりたいことができるようにする支援者と思っているOTもいる。

そのどれかに1つに焦点を絞ると、
他のどれかにポリシーがある人々が反論したり、
広報にあるようにはできないと訴えてくる可能性がある。
とても、変わっている職種だと思う。

思い悩むこともあったが、自分にできること、自分がやりたいことを、
やれるだけやればイイという結論に至った。


ADOC(作業選択意思決定支援ソフト)も、
ボクらADOCプロジェクトチームが考える作業療法の広報になると思う。
同じ考えのある作業療法士が所属する組織、外部関係者と協力して、
クライエントにボクら定義する作業療法らしい作業療法を実践できれば、
それがそのまま広報になるんじゃないかな。