2012/03/04

セラピストのためのCCS研究会第6回研修会(沖縄)

まず、ボクがクライエントにインタビューする場面を観てもらう。
「やりたいことは何ですか」と聴く前に、
意味と目的を伝える過程を観てもらう。その理由と目的も説明する。

話題の引き出し方、クライエントを目標設定に巻き込む過程、
作業療法士としての意見を提案する方法、会議でチームと共有する方法。
面接時に想定するリスクと対策、協業で生まれる将来的な利益を説明する。

面接場面を観てもらうクライエントは複数人にする。
可能な限り、担当しているクライエント全員の面接を観てもらう。
多様な方法論と、共通する考え方を言葉で伝える。





















それから、クライエントと面接してもらう。
事例報告を書いてもらったら、クライエントにOTが必要な理由を聴く。
それから、PCの前に一緒に座って構成や表現をボクが上書きする。



































相手が学生でも、OT1年目、5年目、10年目でも基本的には同じ方法。
なぜなら、自分が県内外の師匠にそうやって今でも臨床で教えらているから。
自分ができないことは言わないし、やっていることはちゃんと言う。










まずやってみよ、という放置的なOJT(On the Job Training)は、
相手がクライエントなら選択しない支援方法だと思う。





どう教育するのかという方法論の前に、
何を伝えるのかが大切。
福祉用具と運動療法と治療的な遊び、
全部を提供できるのがOTの強みなんて言うから、
OTは必要ないでしょと周囲に言われる。










書かせたい人は、自分が書いているのが前提。

「やってみせて、言って聞かせて」、見方と聞き方が身に付く。





将来のイメージを、共に創り出して共有する。
相手がクライエントでも学生でもOTでも、同じ。



臨床は変わりつつある。養成校と教員も変化を求められている。


アリス「わたしは、どこに行けばいいの?」

チェシャ猫「それはおまえがどこに行きたいかで、決まるさ」































今から5年後、10年後に、
真摯かつ謙虚に、臨床と研究に向き合えるセラピストになってもらうため、
今やるべきことは何か、今できることは何か。
共に考える。
ちゅうざん病院
3月13日(火)申し込み締め切り

琉球OT

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