飲食店は、食べ物を売っているんじゃない。
不動産屋は、物件を売っているんじゃない。学校は、知識を売っているんじゃない。
家族や親しい人々との時間や関係を築いたり、
保つための手段を提供しているんだと思う。
医療福祉屋も同じで、それが社会だと思う。
始めて手に入れたデジカメはCanonのIXYで,
回復期リハ病棟に働いていた8年前だった.
画像は年に20,000枚,動画は2,000本も撮影した.
機能的回復に伴って日々変わるADL動作を画像や動画で共有した.
日常的な生活で必要以上に介助しないことが,
最も効率的で効果的なリハビリテーションと思っていた.
本人の同意を得て他の患者さんに見てもらうこともあった.
病気によって馴染みのない身体と病院環境で,
これからの生活がイメージできない方に役立つこともあった.
5年前,頸椎損傷を負った彼にAMPS講習会でライブケースを依頼した.
彼はヘルパーに自分を撮影させて後日Youtubeに公開した.
公開前に日本AMPS研究会に許可を伺ったところ,
担当者はアメリカAMPS研究会にも問い合わせてくれた.
世界中のAMPS講習会受講生と講師に紹介したいと,
返信があったらしい.彼はそれを何よりも喜んだ.
1年後、彼と一緒に新しい仕事もした.
車いすなど使って街や公園や飲食店を歩き,
車いすがあっても作業に参加できる方法を,
琉球リハ学院のOT学生100名に画像と動画で集めてもらった.
学生らが集めたデータを彼には編集してもらい,
インターネット上で公開してもらった.
それらの動画は通所リハの利用者に閲覧してもらい,
あきらめていたけどやってみようと思う気持ちを,
湧き上がるための道具として使用した.
それぞれの強みを活かして,互いに貢献できることがある.
遠く離れていても.年齢や経験年数が違っていても,
働く領域や病期が異なっていても,別の専門職でも,
身体や精神に障がいや症状が残っていたとしても,
互いに貢献できることがある.
それは自分のためにもなる.
それは信念のように思っていたので、
3年前にtomoriくんからADOCと「みんなのリハプラ」のアイデアを聞いた時、
ボクは「みんなのリハプラン」の方がニーズは高いと思った.
リンク→みんなのリハプラン
みんなのリハプランとはリハビリテーションで工夫したことを、
写真や動画で世界中の人々と共有するためのサイトです。
さきほど,
②片手でコーヒーを淹れる方法
③車いすで沖縄そばを食べる方法
④関節拘縮改善クッションの作り方
⑤COPMの使い方
⑥要介護5でもゴルフ観戦できる方法
⑦ADOCインタビュー方法
⑧片手でチラシを使ってチリ箱を作る方法
を投稿しました.
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