PT学科に入学しようかと、少し迷っていると言う。
君が選んだのなら、それでいいんじゃないのとは言ったが、
どうしてそう思うんだと尋ねてみた。
勇気はいらない、飛ぶだけよ |
PTに負けないくらいバリバリに機能評価と治療をして、
カンファレンスで協議できるくらいになりたい、と。
患者さんのためならいいんだけど、負けたくないが動機か。
それならボクはあまりおススメできないねぇ。
結局のところ、自分の不安を解消することが目的なら、
きっと君はPTになったところで同じように悩むことが、
今の時点で想像できるだろ。
すごい人がいるもんだ、次はあの資格を取得しようって。
努力が報われない気がして、自分が少しかわいそうよね。
自分の強みを活かして、弱みは他の人の強みを借りる、
って考えることもできると思うし、
OTでもすごい機能評価や治療を勉強もできるよね。
信頼できるPTさんがいるから自分は自分の強みに専念できる、
そう考えることもできるよね。
担当患者さんにとって、作業療法士は君しかいないのだから。
OTの強みを活かして、やりたいことができるように。
この先にあることを言えるのかな |
もちろん、患者さんの話は引き出しましたが、
実現する方法はわかりませんでしたっていうのは良くなくて、
機能回復する可能性があるならバリバリに訓練もしないとね。
プロを名乗るなら、効果があるという根拠が必要不可欠だけど。
君のところは医師も一緒にCI療法にも熱心に取り組んでいるよね。
CI療法の結果、上肢機能に改善がみられると期待できるなら、
PTさんと一緒に取り組んで、その上肢機能をどんな生活のために、
どのように使うのかとOTの強みを活かして支援してもいいと思う。
機能回復のためのCI療法ならPTの仕事では?
彼はいま元気かな。
何かできるかもしれないと、感じるようになったかな。
CI療法って何? ー脳卒中の機能訓練と患者教育 ー
輝きたいように輝けばいい |
PTみたいなOTか、OTみたいなPTかって?
どっちでもいいよ、自分とクライエントが報われるなら。
ボクはOTが好きだから、
ボクに相談をする人がいれば、OTの魅力と可能性について話すよ。
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