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2011/03/15

地震災害とOT Earthquake and OT


土曜日、オフ日でしたが港町なので念のために出勤しました。
声をかけたデイ利用者の反応が乏しく、バイタルを測定しました。
しだいに視線が合わなくなり、嘔吐を始めました。
すぐにNsを呼び、Nsの判断に従って救急に通報しました。
救急隊が来てからは、邪魔にならないように道を空け、
他の利用者が混乱しないように通常の業務に専念しました。
混乱が他利用者の不安を煽ぎ、転倒などが起これば、
救命のためにかけつけたNsや医師の手足を止めてしまいます。

今この状況はICUに入室している患者さんと同じだと思いました。
OTとしてできること、医療人としてできること、人としてできること。
それぞれありますが、今は医師とNsの強みが必要な状況であれば、
彼らの足を止めないようにすることが、今私にできることだと思いました。
急性期、回復期を経て生活期を迎えれば、
私の知識、経験、技術、考え方の強みを活かせる時期がくると思っています。

無力だと焦り通信や郵送の道を遮らず、
できることをやれば、それが結果的に支援につながると思っています。
今、目の前にいる人に対して、できることをやろうと思っています。

被災地の方々に対して私が今できることは、
小額ではない義援金を必要な援助ができる公的機関に送ることだと思います。
派手ではありませんが、確実に可能な今できることだと思っています。


侍OTさんが心配で、彼の家族や担当患者さんや同僚さんのことが心配で、
はっきり言って、かなり動揺していますが、
落ち着いてできることを考えて行動することにしています。

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