ページ閲覧数

2013/11/22

葉山靖明さんが沖縄に来る

6年か,7年前でしょうか.
大分で開催された九州PTOT合同学会で発表しました.
温泉と酒と鳥天ぷらに溺れてフラフラなままで,会場に足を運びました.

しかも,急な仕事で参加できなくなった,
いきがいのまちデイ田村さんデイつむぎの原田さんの代理もしました.
並びだったので,3演題続けてポスター発表という異形のプレゼンでした.

2つのCOPM事例報告と1つのOSA−Ⅱ事例報告でしたが,
その時に発表を聴きに来てくれた葉山さんと初めてお会いしました.
今でも昨日のことように,覚えています.なぜなら,



学会発表が終わって2,3日後,職場に葉山さんから電話がかかってきました.
「あの報告にあったクライエントは作業療法に出会えて幸せに違いない.
 作業療法とは,通所とは,どうあるべきか伝えたくて電話しました.聞いてください」

という下りから始まった葉山さんのメッセージを,
手元にあったA4封筒の裏に書き込んでいたら全面が埋まってしまいました.
高いビジョンを明確に持っている,自称,いや,事実,元患者さんだと思いました.

おそらく,その前後だったと思うのですが,
彼は作業療法士が輝き,クライエントが自分を取り戻すために,
通所介護を起業しました.



それから毎年,学会や研修会で葉山さんに会いますが,
作業療法士とクライエントのために貢献したいという葉山さんの使命は,
少しも薄れることなく,むしろ,強く,高まっているように感じます.

今や,毎月,毎週のように日本各地で講演会や研修会で講師を務める葉山さんです.
彼の実績よりも私たちが注目するべきことは,
経営者,多様な団体の理事として多忙に働いているにも関わらず,
迷える作業療法士と悩めるクライエントに貢献する作業へ,
時間とエネルギーを惜しみなく費やしていることです.

私たちは彼の想いや実績を受け取るだけでは不十分です.
葉山さんの使命バトンを受け取って,私たちの近くで実践することです.
私たちの環境に合わせて,私たちにできる範囲で,適切に伝播することです.

義務ではありません.
望む人が,望むように,自分に導かれたらよいと思うのです.
沖縄の作業療法士に,導きを手助けをする機会が巡ってきました.






葉山さん,勝手に本から写真を転載します,事後報告ですいません.
沖縄臨床作業療法実践研究会のみなさん,勝手にポスターを作って,
しかも締め切り日を消しました・・・許してねぇ.

まくとぅそーけー,なんくるないさね.

葉山さんに出会った学会で発表した時,大ベテランの座長OTがコメントくれましたた.
「理論についての議論は言い尽くされた感がある.これからは理論を実践する時代です.
そしてこれらの発表が,その実践報告です」

ありがたいですが,私たちは不十分でした.今週末,十分な報告が明らかになります.


0 件のコメント:

コメントを投稿