くどき上手、飛露喜、伯楽星、日高見、
墨迺江、ギロチンビール、タンカレー10、
ブラック・パッション、くどき上手。
息子が誕生する前の日にブログを始めた。
今年で10年になる。
読まれることがイヤというよりこわくて、
広がらない工夫をしていた。
作業療法という単語を使わず、
ブログ名や記事タイトルを頻繁に変えたり、
リンクを誰とも共有しなかった。
誰かとつながりたかったのに、
つながりたい人が誰なのか、わからなかった。
ひとりじゃないよ、
君はひとりじゃない、ボクはここにいる。
と伝えたい誰かがいることは感じていた。
言葉では伝えられないことを、
言葉にしなければいけないと思い込んできた。
心が泣いたり、笑ったりする仕事の経験を、
共有したい人に会える気がしていた。
昨日、2017年1月14日は仙台で、
齋藤佑樹さんと共に講演をした。
5月20日、21日に開催される、
第4回日本臨床作業療法学術大会の企画だった。
参加者を集めるためというよりは、
東北のつながりを強くするためだった。
壇上に立つ者がどう映るのかは知らない。
ボクには参加者81名のことが見えていた。
ひとりひとりの瞳を覗き込み、
どんな言葉に反応するのか確認していた。
臨床の情熱が静かに強く伝わってきた。
もがき苦しみ、挫折感に打ちのめされ、
うらみ、くやみ、泣いて、
それでも自分の可能性に期待し、
仲間を誇り、理想を追いかけている。
ひとりじゃないんだよ。
君がつながりたい人は、
君とつながりたい人は、
君とつながりたい人は、
いまここにいる。
隣の席に、前の席に、後ろの席に、
同じ理想を求める仲間がいる。
同じ理想を求める仲間がいる。
ボクもいる。
良いか、正しいかはわからないけれど、
良いか、正しいかはわからないけれど、
君の信じたことは、ボクも好きなんだ。
これから力を合わせて確かなものにしよう。
大切なことのために小さい行動を起こそう。
新しい当たり前を共に創ろう。
いつかこの日がくるのは気がついていた。
伝わったかな。
生まれて初めて見た深い夜の雪は美しくて、
魂がぶるぶるとふるえた。
はらはらと静かに舞い降りる雪を眺めて、
何かを与えてもらっているように感じていた。
この日の雪と出逢った人たちを、
きっとボクは生きている限り忘れない。
酔って落とした記憶は5月に拾い集めるよ。
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