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2014/03/24

第2回 日本臨床作業療法学会 in 沖縄



この学会の必要性を考えました.
目的と目標をはっきりさせました.
最適な手段が見えました.






基本的に,演題応募者だけが参加者です.






いくつかの合宿研修会でありながら,ひとつの学術大会でもあります.






























2015年2月6日-8日


まったく新しいスタイルに、再び挑戦.



2014/03/05

書き方というより、問い方の事例本。

侍OTさんを中心に、tomoriくんめがねOTさんから企画を聞いた時、
他の誰よりも自分が求めている本だと直感した。
きっと、理論と実践が調和できる。

この本は書き方ではなく、問い方をサポートする。
理論、実践を問わず、方法論に先立って、
作業療法とは何を実践、検証、証明するのかと決定しなければならない。

この時、作業療法士の存在価値が試される。
作業療法とは何かと問いを立て、実践したことを伝える過程で、
自分にとっての作業療法らしさが築かれていく。








作業療法の視点、クライエント中心の作業療法、人間作業モデル。
この3冊が個人的な臨床実践と視点を、まったく新しく変えた。
もし和訳されていなかったら、今のボクは存在しない。

風呂と睡眠以外は、歩いている時も含めて、いつも読んでいた。
読んですぐに実践し、クライエントの反応を思い出しながら読み直した。
実践した後に読むと、いつも新しい発見があった。

それから間もなく、tomoriくんの強力なサポートを得て学会発表を経験した。
事例報告をまとめる過程で、さらに視点は開かれた。
臨床で実践する前よりも、実践している時よりも、理解が深まった



事例報告は目的でなく、自分と社会を変える手段だと気がついた
日本という制度、文化、習慣の中で、未来を共に創る人がもっと増えるといい。
作業療法の魅力と可能性を信じているボクら一人ひとりのために。









作業療法とは何かと問いを立て、実践したことを伝える過程で発見できること。
それがボクらにとっての Meaningful occupation.
「大切な仕事」は、「大切な作業」から生まれる。



事例本は第1回 日本臨床作業療法学会(満員御礼)で先行発売予定



2014/02/15

感情に干渉しない

I learnt that rather than running away from my problems it’s better to embrace them.
私は問題から逃げだすことよりも、抱きしめることの方が良いことを学んだ。

鬱(うつ)で悩むひとに向けてWHOが作成した動画を紹介しますね.「The black dog(黒い犬)」と名付けられた鬱との付き合い方です.薬や娯楽で一生が変わる人もいるかもしれません.でも,一時的な逃避に過ぎない場合もあるかもしれません.「問題」を生み出して固く強くしているのは支援者,という場合もあるかもしれません.









仕事柄,病で悩み苦しむ人と向き合うことが多い.クライエントが「問題」に名前を付けるのに付き合うこともある.変えることができるものと,変えることが難しいものを一緒に分けてみる.「問題」が解消すれば実現したい「希望」を探して名付け,「希望」が実現するための方法を一緒に考える.「問題」が存在しつつも,「希望」が成り立つ選択肢も考える.問題解決能力を高めるという意味で,このプロセスが重要と思う.

感情を裁かない。
感情を分析しない。
感情に干渉しない。

この考え方は,自分の感情と向き合う時にも役立つ.「問題」が連れてきた感情に,巻き込まれ過ぎず,軽くも見ないように意識する.自分の手足が血の気を失って震えるほどに,動揺したら,弱ったら,小さくなったら,倒れてしまったら,無理に自分を立ち上がらせない方がイイ気がする.客観的に「問題」を認識した上で,なぜ「問題」と定義しているのか考えてみる.「問題」が存在しない状態と「希望」は一致しないことも,自分に確認する.この経験で優先順位をつける能力が培われた気がする.

ひどく悲しむな,と言うよりも,落ち込んでもいいじゃん,と自分に声をかける.余裕がない時でも,笑えなくても仕方ないよなーと声をかける.笑っても泣いても,良くも悪くもならないんだから,より楽な方へ.泣いて楽なら泣けばいいよ.今は倒れていても,1時間後には涙が乾いている.明日は立ち上がっている,来週は歩いている.来月はまた倒れるかもしれない.でも1時間後には立ち上がって歩いている.


→ 世界中の鬱を抱える人にWHOが送る4分の動画の内容とは



2014/02/08

物語を結ぶ人々

料理は毎週やっている
園芸は毎日やっている
やっていることを観察しても,意味は見えない






春さんは腕をマッサージしてくれるだけでイイと語った.
ADOCを使って面接すると,庭で転んで上腕骨を骨折して以来,
自宅で園芸ができなくなったことが悲しいと話した.

夏さんは高齢者マンションで独り暮らし生活が長い.
訪問介護士と恊働して料理や掃除をしていたが,

ADOCで評価したところ,簡単な料理は自分でやりたいと話した.

秋さんは娘家族と2世帯住宅で暮らし,料理以外はすべて自立していた.
支援担当者会議でADOCの評価表を囲みながら面接の続きをすると.
自分のために料理をする気が湧かないと話したが,
娘とケアマネ,訪問介護士は一緒にやって欲しいと話した.

冬さんは娘と同居しており,生活行為はすべて自立していた.
自宅では寝てばかりで,記憶も曖昧になってきたと娘は不安を訴えていた.
ADOCで面接すると.誰かにとって役立つことをやりたいと話した.



春さんと夏さんが通所介護で育ててきたネギの収穫をしようと提案してきた.
このままじゃネギがかわいそうじゃないの,と.
必要なことならやってください,と作業療法士は伝えた.

春さんは杖を置いて椅子にもたれながらハサミを使って,
ネギを収穫しながら肥料と水をもっとあげるべきだったよ,と話した.
温かくなる前に次はゴーヤーを育てようと彼女たちが提案した.

夏さんは歩行器から離れて椅子に座って手とハサミを使って,
ネギを切りながらヒラヤーチー(沖縄のチヂミ)を作ろうと話した.
小麦粉と卵は準備できるかと尋ねたので,すぐに用意できると伝えた.



その日は通所介護の料理予定日ではなかった.
活動担当の介護士,責任者,栄養士へ事前に許可を得る必要があったが,
ADOC評価表を眺めながら提案すると,すべての介護士と相談員が賛同した.

夏さんがみんなをリードしてネギを刻み,
秋さんが自らフライパンを握り,
冬さんがみんなのために料理を切り分けた.








刻んでいたのは,料亭で働いていた頃の自分を結ぶ時間
握っていたのは,炊事で貢献してきた家族との関係
分けていたのは,障がい児施設で働いていた頃と同じ純粋な心遣い

思い出のある過去とつながり,暮らしてきた人々と関係することを,作業と呼ぶ.
性別,年齢,疾患,ADL介助量,活動の種類では,
作業の意味は見えない.

それは本人さえも簡単には発掘できないところに埋まっている.
クライエントが自ら見つけた時,他の人々やすべての支援者が結びつく.
場ではなく,時間でもなく,機能的効果でもない.


個性的な物語で結びつく.