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2011/12/01

作業療法を広報する Publicize the OT

今日からカミさんが復職。
やることリストをもらったけど、タスクが多過ぎるよ。



長い間書いていなかった日記に取り組みながら、
掃除、洗濯、子供と遊ぶ1日にしようと思う。



作業療法の広報を考える時、対象と目的によって戦略が異なる。
まず対象が、進路に迷う高校生と保護者、共に働く他職種、
作業療法の依頼をする医師とケアマネ、施設などの採用担当者。
そして、作業療法を利用するクライエントと家族。

これらを混合しないように、注意をしているけど曖昧になる時もある。
2年前、高校生向けに作った作業療法の広報動画。

作業療法のこと

その企画の広報担当者には不評だった。
が、PTは首から下、OTは腰から上を治す人と説明せよと言われたので、
気にしないことにした。
同じ時期、共に働く他職種向けに作成した作業療法の動画。

釣りという作業

高校生向けとして活用したこともあったが、
作業療法というよりは医療福祉の広報に近いのかなと思った。
作業療法らしいけれど、作業療法らしさがわかりにくい。
今年、新たに依頼があって作成した高校生向け作業療法の広報動画。

作業の療法

作業で療法

しかし、どうもイマイチ伝えることができたと思えない。
伝えた相手が、何を得ることができ、どんな行動を起こすと、
自分が期待しているのか考え直すことにした。




動画を見直すと、これって作業療法士に限らずできることで、
やっている人もたくさんいると、すぐに気がつく。
やっていることよりも、理由と過程が大切なんだけど、
その根拠を伝えることが難しい。

核が、不安定。だから、多くの作業療法士は不安を訴えるか、
反動で過剰に自分の仕事を解釈して伝えてしまう、ように思う。
適切に表現できないことが、もどかしい。




その難しさとは別に、作業療法を伝えることは1つのバリアがある。
同業種、つまり作業療法士がバリアになることがある。
上肢の機能障害を治療をするスペシャリストと思っているOTも、
精神の分析をして活動を通して症状を軽減する専門家だと自負するOTも、
やりたいことができるようにする支援者と思っているOTもいる。

そのどれかに1つに焦点を絞ると、
他のどれかにポリシーがある人々が反論したり、
広報にあるようにはできないと訴えてくる可能性がある。
とても、変わっている職種だと思う。

思い悩むこともあったが、自分にできること、自分がやりたいことを、
やれるだけやればイイという結論に至った。


ADOC(作業選択意思決定支援ソフト)も、
ボクらADOCプロジェクトチームが考える作業療法の広報になると思う。
同じ考えのある作業療法士が所属する組織、外部関係者と協力して、
クライエントにボクら定義する作業療法らしい作業療法を実践できれば、
それがそのまま広報になるんじゃないかな。

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